天声人語

 5月1日の天声人語。野村克也監督について書いてあった。同監督の本の題「負けに不思議な負けなし」は、味がある。負けるときには負ける理由があって負けるというのが、この智将の信条である。

 5月1日京都での私の仕事が上手くいかなかつたのも、その理由があったものと思う。力不足。精神的弱さ。気持ちの持って生き方等。その理由が分かったとき、次の勝ちに繋がる。しかし、本当に分かるかも問題である。

 家内が昨日、用事で原宿に行った。竹下通りは人で、いっぱい。表通りは閑散。しかし、金持ちとそうでない方。勝ち組と負け組みの落差が大きいと感じたといって帰ってきた。表通りのお店は、ある洋服一点数十万円。竹下通りのお店は、数千円。幸福は、お金ではない。しかし、あまりにの差が現実に突きつけられると、そこには、矛盾がうまれる。

 債務整理も、原因のない整理はない。その原因を自覚しないと解決には繋がらない。購買煽る宣伝。それに負けない自分を造ることが、債務整理に向わない一因かも知れない。