サラ金の取り立て

実録取り立て稼業ー元サラ金マン懺悔の告、白杉本哲之著を読み始めた。
　その一節に
　　
　サラ金の取り立てというと、どうしても荒々しいイメージが先行してしもうため、時には暴力的な行為さえも行われるのではないかと考える人もいるかも知れない。だが、サラ金の取り立て屋が暴力を振るうことはまずないといっていい。
　でも、暴力を振るわなければ許されるものだろうか。確かに暴力を振るわなければ、直接
相手に肉体的に打撃を与えることはないかも知れない。しかし、言葉の力というものは、
時として、暴力よりも過激で残酷な力を発揮する。人の心の鋭い刃を突き立て、その人間の人生をメチャクチャにしまうだけの恐ろしい魔力をもっているのが言葉というものだ。
　私は、四年半もの長い間、そうした言葉の残忍な力を振りかざし、延べ何千人という債務
者の生活を地獄へと追いやってきた。
　
　司法書士に債務整理を依頼すると、貸金業法第21条1項6号に基づきサラ金業者と依頼者の直接接触は禁止される。　
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