債務整理と給与差押
世の中は、無い者からは取れない。これが原則。又、ある者からは、取るのが法律。
無職の人からは、消費者金融業者が裁判で確定判決を取り、それを債務名義として、取り立てようとしても不可能である。何故なら、押さえる場所ー会社がないからである。
ところが、勤務している人には、この債務名義は強大な武器となる。会社に差押命令が送達されれば、会社は、金融業者に支払うか供託所に供託しなければならない。その上、給与の四分の1を強制的に支払わなくてはならない。20万円であれば、5万円である。
普通20万円の収入の方が債務整理し、5社に返済する額は2万5千円程度が妥当である。それを、一社で5万円返金を強いられる場合も生じるのである。
病気でもそうであるが、症状がでてほっとくことはいけない。債務整理も確定判決が出てしまうと、大変整理がやりずらい。その業者が全ての面で強行であるからである。
15万円もらっている人が差押えられ、毎月3万7千円の支払いとなったらどうしよう。
生活が出来なくなる。会社にすがる方法がある。会社に2万7千円立替えてもらい、本人は1万円だけ給与から引いてもらう。業者への返済が終わった後、会社に返金するのである。便宜を図ってくれる会社だと良いが。
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