債務整理と家族

玉野和志著「創価学会の研究」を読んでいる。
その中の古い分析であるが、入会者をその入会理由と階級的属性の相関において七つの人間類型に分け、20年間の動きを調査した谷富夫氏の資料を載せている。
 ① 経済的入会  経済的な貧困で入会するタイプ
 ② 身体的入会  病気や身体障害で入会するタイプ
 ③ 家庭的入会  家族の傷病や家族不和で入会するタイプ
 ④ 矯正的入会  ギャンブル、酒乱、非行で入会するタイプ
 ⑤ 職業的入会  職場での困難、仕事の行き詰まり等で入会するタイプ
 ⑥ 疎外的入会  大衆社会からの疎外状況の救済を求めるタイプ
 ⑦ 教理的入会  創価学会の理想や教義に基づいて入会するタイプ
  そして、「①」での入会理由が少なくと同時に、「⑦」が増加して結果が上げられている。
 債務整理を依頼される方々も幾つかの類型に分けられる。その類型に従った解決策を検討すべきかも知れない。
 この本で、会員増員・維持が激しい折伏(しゃくふく)によるものではなく、家族入会による方向に転換しつつあるとある。少子高齢化の日本。世帯数も現状維持、減少化に向う。適切なる方向転換かと思えた。
 この家族で思った。
 債務整理で、家族に秘密という要望が多い。家族は、人の最終的基盤である。その家族の支援、精神的協力が無くては、債務整理も難しい。債務の分割返済にも最低3年ー36ヶ月掛かる。この間、一人で耐えることは苦しい。出来れば家族の理解のもと債務整理を行なって欲しい。そのことは、本人の再生にも役立つ事と思う。極力ご本人に理解を求めているが、場合によっては家族破壊もありうるので、難しい問題である。
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