債務整理と会話

債務整理の最初の仕事は、依頼者と会話をすることである。
当然であるが、その会話は、依頼者の心を温かく溶かす会話でなくてはならない。
今、債務整理に対する情報は溢れているが、それでも本人にとって債務整理を
することは、一大決心である。それまでに、返済の苦労で心が固まっているからで
ある。

産経新聞に月に一度石原慎太郎氏の「日本よ」という論説が掲載される。
8月4日付は、「実在の稀薄化」という題で秋葉原の無差別殺人事件等について書いている。この世は、人間が構成する社会と個々の人との相克である。そこで、挫折や、孤独を味わい、それらに打ち勝つつつ人生を全うしていくが、社会が強すぎるので、孤独化か進む。
あの孤独な犯人は犯行を終えて今警察で他者なる警察官の取り調べを通じて、恐らく人生で初めて真剣な他者との会話を持ったのではないかとのベテラン記者の話を書いている。

これだけインターネットにおいて情報発信ができるが、一方他人との真の会話は成り立って
いないのかもしれない。

債務相談を受けながら、どれだけ真剣な対話ができるか自問自答をしいられる論説である。

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