絶望との戦い

光市母子殺害事件の9年間の裁判を綴った本をよんだ。
題は、「なぜ君は絶望と闘えたか」である。

あるい突然、最愛の妻弥生22歳。愛娘夕夏11ヶ月が殺された。
朝送ってくれた家族が、夜には殺されていた。
残業が終わり、嬉々として帰宅した新日鉄アパートの自宅で。
妻は強姦され、ハイハイする愛娘は、床に投げられ殺された。
犯人は、18歳。少年法の適用される。死刑は、3人殺さなければならない。
2人までは、無期懲役が判例。又、少年であるので8年程度で出所の可能性もある。

ご主人の本村洋氏は、新日鉄のエンジニヤ23歳。持病を持っ。ネフローゼ症候群(肝臓疾患)難病の一つ。弥生さんの援助で勤務も可能となり、病気が原因で子供も授からないと言われていたところが授かる。

その妻と娘を喪った。
その絶望のなか、二人のあるべき生を閉ざした犯人に、生を本当に知らしめるには死刑判決を以って、死と対峙することにしかないと信念で裁判所と闘い、苦難の9年間の歳月を掛けて死刑判決をえた。

なぜ何度も自殺を考えた本村氏は絶望と闘えたのか。
弥生さんと夕夏ちゃんをこの事件から守れなかった自責の念と二人に対する深い愛情で
あったと思う。更に、周りにいた善意の人々。それらが、社会正義というものを人々に考えさせ、新たな法律を生み、最高裁判所を動かした。

犯罪の恐ろしさ、死との対峙、家庭の愛の大切さを読んで思った。
思ったと同時に、犯罪防止や、家庭を守っていく行動を常に起こさなければならないと考えた。

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