CORPI-ALTRI(BODY-OTHER) 下北沢タウンホール
7月の話なんですが・・・。
M.M.S.Tの百瀬氏の誘いを受けて、日本とイタリアの芸術団体のコラボレーションイベント CORPI-ALTRI(BODY-OTHER)を観に行きました。
百瀬氏と旧知の仲のS20 梅田宏明氏が出演。
梅田氏は以前、M.M.S.Tのイベントにもゲスト出演しています。
最近は海外での公演が多いそうで日本ではなかなか観ることができないのでいい機会をもらいました。
コンテンポラリーダンスに関しては、まったく詳しくないのでそれに関しては専門家に任せるとして・・・。
私自身がM.M.S.Tの舞台に長くかかわってきたこともあるので、ついつい舞台上の人の持っている空間というか関係性に目が行ってしまいます。
他者(一番身近なのは舞台上にいる役者さん同士)に、どう意識をつなげるかということを一度百瀬氏が言ってました。
私、少々剣道をやっておりまして(もはや過去になりつつありますが)四段審査のときに剣道の先生に”ずっと気を張り続けろ”と言われた事があります。同じ事だと思うんです。
剣道は打った後に相手の横を抜けて行きますが、そのときに自分の意識を前ではなくそのまま相手にそれこそゴムがついているような感覚でいると。
これがけっこうキツいんですよ。
相手をずっと意識するのって。ものすごくエネルギーを使うんです。
それは別に見ているという事ではなく、全体を見ている様な見ていない様な感覚です。
久しくそんなことはしてないんで、やれと言われてもできませんが、百瀬氏が言うのも同じような感覚だと思います。
で、公演にもどしますが、やっぱりそういうのって観ている方も感じると思うんです。
役者同士が、フッと相手に対しての力を抜いてしまうとこっちもフッと気が緩むというんでしょうか。
梅田氏の踊りの云々は追いておいて、舞台上では梅田氏一人でしたが、
そこに集中している”場”というんしょうか、”重い”感じが観ていて面白かった。
自分自身の周りの空気を纏っていてそれが凝縮されていくかのような感じです。
抽象的な表現ばかりになりましたが、自分の経験を通して観るのも悪くないと思います。
何しろいろいろな世界を観て行く事は刺激になると思います。
時たま芸術や科学技術など文化的なものに触れる事を是非是非おススメします!!
空間、間(ま)、場、気、見えない糸、などなどなど。吹奏楽でも、目に見えない何かがうごめいていますね。場合によっては客席も。(まぁ、ホール自体が楽器ともいえますが。)
指揮者により縛り付けられる部分、逆に、解放されて自由に自分たちのリズム(音楽)を創造する部分。それでも、そこには護らなければならない何かがある。緊張と緩和。静と動。反対物による調和。
芸術って、どれも同じにおいがするところありますな。
そういえば、報告が遅れましたが、今年、やっと県大会(吹奏楽コンクール)金賞受賞しました。
>パコさん
おめでとうございます!!
それは凄い。
念願が叶いましたな。
学生さんも大喜びでしょ。
これから益々伸びる事祈ってます。
音楽も自分だけでなく他者を意識することによってまとまってくるのでしょうね。
たしかにどの芸術も形は違えど似てますな。