あすへの話題
和田昭允東大名誉教授日経新聞ーあすの話題・日経新聞夕刊ー(戦史好む先生)
専門家には、〝自信の強さに比例する強さに比例する深さ〟の落とし穴が待っていると書かれている。
例・ フォッシュ元帥(フランス・聡明で鳴らした連合軍総司令官)ー1910年飛行機を見て「飛んで遊ぶにのには体にいいかもしれないが、軍事的価値はゼロだ」。キッチナー元帥(英国陸相)ー戦車が彼の面前で威力を示しても「戦争はこんな機械で勝てるものではない」。しかし、飛行機も戦車も大二次大戦勝敗の帰趨を決した。バーナード・ショは「由来、専門家というものは、自己の職務を知らないものだ。将校は他に多くの美点があるが、軍事に関してはいつも無能であった」と皮肉を言う。日本も、日露戦争時代の銃剣突撃の精神と日本海海戦の大艦巨砲主義で太平洋戦争に突入してしまった。
「本物の専門家」に求められるものは①謙虚さ、そして②自分の能力の限界に対する不断のの反省。
まだ、本当の専門家の位に達していないが、謙虚さと不断の反省と努力だけは行っていきたい。
「本物の専門家」に求められるのは①謙虚さ、そして②自分の能力の限界に対する不断の反省。
まだ、本物の専門家には届く