水野和夫

水野氏の「人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか」を読み始める。
世界経済システムを一変させたのは、①IT(情報技術)革命②それを駆使するグローバリゼーション。
1542年のマルティン・ルターの宗教革命と1497年のヴァスコ・ダ・ガマ喜望峰経由のインド航路発見で16世紀の中世を終わらせた様に、上記①と②が現在の近代を終了させている。その結果、１、帝国の台頭と国民国家の退場=帝国化。2、金融経済の実物経済に対する圧倒的な優位性=金融化。3、均質性の消滅と拡大する格差=二極化が生じていると言う。
一読の価値あり。

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