三木武吉

産経新聞正論で遠藤浩一拓殖大学教授が、三木武吉の言葉を上げている。
政治家の行動を支配する動機は、第一に 理論 第二に そろばん 第三に 人情と
この言葉は、会社経営、事務所運営にも当てはまると思う。
三木武吉は自由党と民主党の合同を行い、今の自由民主党を造った立役者の一人である。

彼の有名な話。
昭和21年の総選挙での立会演説会で三木の対立候補がこう演説した。
「ある有力候補者のごときは、妾を4人も囲っている。・・・」
これに対して三木はこう切り返した。
「ある有力候補とはこの不肖三木武吉である。しかし私は数字的誤りを指摘したい。妾の数は4人ではなく5人である」ここで聴衆は大爆笑したという。
続けて三木は「ただし、いずれも年を取っており、最早色気には関係がございません。だからといって、彼女らを捨てるが如き不人情は、この三木武吉にはできません。皆を養って来た結果が5人なのです」
こう言ってのけ人間として男としての器の大きさを聴衆に示したのである。
水木楊著の三木武吉の「誠心誠意、嘘をつく」にある。

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