森達也

 朝日新聞、あすを探るに映画監督・作家の森達也氏が「死刑の存在揺れてもいい」と題し書いている。
ー正義と悪。敵と味方。黒と白。右と左。そして被害と加害。前提を二項対立にしたほうが、確かに思考は
楽だ。でもそれは現実ではない。この世界はもっと複雑で多面的だーと
 ー裁判員制度を導入した日本は、国民が国民の死刑を決める稀有な国になった。処刑してから実は冤罪だったと判明したとき、あらゆる意味で取り返しはつかなーとも
 だから、揺れながら考察と議論を続けようと書く。
 
 刑法は、哲学とも言われる。刑法は、社会通念や価値観がその根底にある。それは、時代とともに変わる。又、人の自由と命を国家権力が奪うものである。自由を剥奪は、その人の時を失わせる。
 刑法は難解である。

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