大熊由紀子
大熊由紀子先生(国際医療福祉大学院教授)の話。(毎日新聞記事)
地方分権とは、国のナショナルミニマム(国民生活の最低基準)を上回シビルミニマム(市民生活水準)を自治体が実現することにあると先生は考えられる。その上で、自治体は居室定員1人という国の特別養護老人ホームの基準を守り、尊厳のある暮らしを保障すべきと強調する。
現状は個室方式がより、相部屋方式に自治体の考えが流れているそうだ。
相部屋は、和気あいあいとして日本の老人の人情や文化に合っているという考えに基づく。
でも、住宅事情が良い中で年を重ねた老人が、老後、相部屋で生活が出来るかとの問題がる。ある研究では、相部屋では会話がなく背を向けあい、個室は会話と笑顔が増えるとの結果もある。
効率の問題も、ここにはあると思う。しかし、人間の尊厳を問う。
法律も、物事も二面性・多面性がある。そこを、判断していくために、教養が求められ、勉強がしいられるのかも知れない。