自己破産
昨日某裁判所で、破産決定の審尋が有った。依頼者は、生活苦のために決定がでるか、管財人が付くかで緊張していた。
自己破産は、生活再生のためにある事。生活再生に努力して来た姿と、今後も生活立て直しに向かって進んでいく熱意があるとの心証を得れば、裁判官も貴方にとって一番よい決定をしてくれると諭した。深呼吸をして審尋室に入る。
審尋の最後に、私も審尋室に呼ばれた。裁判官から、生活の再生に努力したいる姿は知りえたので、更にそれを補填する資料を今月中に提出して頂ければ、破産決定・同時廃止の方針で進むので、依頼者を指導して欲しい旨のお話が有った。
借財と生活再生。難問。借財は、生活設計が悪い結果である。破産したから、直ちに生活が立ち直るかといえば、そうとも言えない。そこに、本当の自己破産の問題がある。