藤原正彦

 数学者、作家新田次郎の次男藤原正彦氏が毎日新聞の幸福論に書いている。
 今の世の中は競争と評価の時代。金持ちは幸せで、貧乏は不幸で恥ずべきことだとされている。しかし、幸せとは富とは無関係。満州からの引きげと厳しい生活で自体験した。幸せは感じられるか、見つけられるかである。山間に咲く花に、庭にある草露の光に、歌舞伎を見て、小説を読んで、美しい風景、孫の仕草を見てもでも良い。ああいいなと感激し、幸せを感じる。それはどこにでもある。

 武士道精神で、充実した生活を送っている人の言葉だと思う。藤原氏の言う武士道精神は、卑怯を憎む心、惻隠の情、弱者への涙、誠実、忍耐。
 この中で、忍耐だけは法律を学べば付くと思った。この様に幸せを感じられるために、日々の充実した生活に努めたい。