高橋伸子

 毎日新聞、生活経済ジャーナリスト高橋伸子が過重債務者について書いている。
30年以上過重債務者対策を、フランスは国策として行っている。国家資格者である家庭経済ソーシャルワーカが生活再建を指導している。日本も同様にすべきで、債務整理は解決の一つに過ぎないと語る。
 でも、相談の際、十分に聞き取りをし、今の現状を依頼者が吐露すれば、先は見えてくるように、私には思える。どこまで依頼者と依頼人が信頼し、解決策を見つけるかである。自己破産、個人再生、任意整理、特定調停。これらの駒を、その人の生活状況に併せてどのように運用するかである。運用の妙が各事務所に求められる時代かも知れない。
 過重債務の原因。失業、リストラ、離婚、住宅ローン、マイカーローン。不動産価格の下落等。