てんでんこ
「てんでんこ」。
毎日新聞夕刊ー牧太郎の大きな声でいえないがに、山下氏との津波の話「てんでんこ」があった。
津波被害史研究家山下文男(87歳)。肺炎で陸前高田の病院に入院中に地震にあう。
首まで水が来たが、カーテンにしがみつき一命を得る。屋上に逃げる。翌日、自衛隊のヘリで救助される。山下さんは、明治の三陸津波で一族9人を亡くし、昭和の三陸津波も体験。津波研究家となる。
「てんでんこ」ー人のことをかまわずに、てんでんばらばらに逃げろ!
在籍児童74名が死亡・行方不明になった。点呼等で手間取り、避難するまでに40分の時間を失なった。山下氏は、点呼はするな、安全の場所に着いたら点呼をと、常におしえていたのにと、涙をこらえるように牧太郎に話した記事。
債務整理も「てんでんこ」の一面を持っていると思う。早く行動し、再建を図るという意味からである。お金は、命の次に大事なものである。