正論

 長谷川三千子名誉教授が東電叩きは三次災害引き起こすと正論に書く。
 一次災害は、大地震と大津波での尊い人命と建物の倒壊、農地の壊滅。二次災害は、福島第一原発の損壊と放射性物質の飛散。先生は、第二次災害である福島原発の当事者である東電は恨む事は出来るが、地震を恨む事は出来ない。それだけに、東電を恨むことは、心理という観点から自然な事。しかし、東電を潰してしまうと、電力の安定した供給が断たれる。それでは、復興は不可能になり甚大な第三災害を引き起こすと書く。問題の論点を見つけ、その解答を見つけるのが法律家。思考の勉強になる。