露伴全集
露伴全集の第1巻。「一刹那」明治22年7月の作品。
作品のなかに「らんのすげかえ」を業にしている場面が出てくる。
「らんのすげかえ」。煙草の煙管(キセル)の真ん中の竹の筒を変える仕事である。
祖母が、使っていたので実物が浮かぶ。しかし、現物を今見る機会がね少ないのでその感じを掴むことが難しい。
時代の移り変わりを知った。
刑事事件を扱う弁護士さんが裁判所が判決する量刑も、時代の動きがあるので、勉強を怠る事が出来ないと書いている。
債務整理業務も、同様。自己破産においても裁判所の考えが、厳格傾向にあるか、本人の再生のために配慮を検討頂けるか。金融業者への返金が、一括返済を求められるか、分割に乗ってくれるか、変化がみられる。日々の動向を勉強することが大事。
120年前の露伴の作品を読んで感じた。