債務整理と総量規制
日本貸金業協会が、「お借入のルールが変わります。」と新聞に広告を出した。
総量規制 借入総額が年収の3分の1までに制限される。年収300万円の場合、借入金の上限は100万までとなる。借入額が年収の3分の1以下になるまで、返済だけの取引となる。
来年の6月までに法律が施行される。
配偶者―奥さんが働いていない場合は、ご主人の借り入れと合算され、総量規制される。何かがあって、困るから借り入れるのである。それが規制された場合、どうなるのであろうか。確かに多重債務者は、今後出てこなくなる。しかし、何か問題が起こるのではないか。もうお前は借りられない。行く場所は、どこになるのであろうか。その方の生きる道を我々認定司法書士は真剣に更に考え、勉強しなければならない。
失われた日本経済の10年も、この総量規制により、お金という血が回らなくなって、始まったとも聞く。金融危機、住専問題等。生きられた企業も倒産に向かった。