怠らずつとめること

 先日(11/3)に第56回全日本剣道選手権大会が日本武道館でありました。
内村選手が見事、全日本選手権で優勝しました。第54回大会に引き続き2回目です。
twitterとyoutubeで試合の流れを見ながら、16時からはNHKで観てました。
とにかく、勝つということは大変です。
ある先生曰く。

1.自分に克つ
2.相手に勝つ
3.審判に勝つ

3番目に関しては、いろいろ意見がでるところですが、1番の”自分に克つ”というのは本当に難しい。
絶え間なく続けるという事の厳しさ。
以前、ご縁があって内村選手と数度お話をしたことがあります。
本当にまっすぐな人だと言う印象でした。
今年の世界選手権の前に、何を目指しているかを伺ったときにとにかく自分はまだまだだから稽古だけですと。
 少し前ですが、マイミクの方がBS(NHK)で世界選手権の放送があるということを日記に書かれていたので私も観ました。今回の選手権にも出場されていた高鍋選手の特集でした。
高鍋選手も前回の大会で負けた後にただひたすら自分との戦いのなかに身を置いて、世界選手権での優勝を目指して稽古をする。
高鍋氏が、稽古ごとにノートをつけ、自分を分析している映像が流れた時、剣道に限らず何かを目指している方にとっても鏡となる姿と感じました。
時として、ある地位を得てしまうと人はそこにあぐらをかいてしまう事があります。
自分の目指すところに向かうために周囲の人や物事に感謝をしつつ稽古をしている姿は、人として学ぶべき姿だと思います。
釈迦の言葉である、

「すべてのものうつろいゆく、怠らずつとめよ」

まさに、”怠らずつとめている”、選手達。
本当に見習うべき姿です。
内村選手のコメント(抜粋)
「誰にでもできることを誰もできなぐらいまでやる」
やってきた人だけが言える言葉。重みがあります。
優勝、本当におめでとうございました!

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