全国大会

この言葉を聞くと、毎年夏に行われる全日本少年剣道錬成大会を思い出します。
私も中学1年か2年までは出てました。一応レギュラーで・・・。
昨年は大会関係の方からお手伝いを以来されてお手伝いをさせていただきました。
今年もお願いされたのですが、ちょいと都合がつかずにお断りしました。
大会見たかったな~。
開会式の時に武道館の灯りが全て点くんですよね。
必ず「お~~」って声があがります。

全日本少年剣道錬成大会

写真は昨年の開会式です。
思い出として強く印象に残っているのは学生時にやはりお手伝いしたときに、
故橋本龍太郎氏が総理大臣在任中、最後の日、この全国大会にいらして子供たちに稽古をつけたときでしょうか。
翌日、橋本内閣は退陣し、小渕内閣が組閣されました。
総理としての最後の仕事だったのでしょうか・・・。
橋本氏が武道館に到着して大会会場に入るまで、SPがズラッと並びその警備の物々しさに
こちらまで緊張した記憶があります。
お手伝いをしたときに警備をさせていただいたのですが、毎年問題になるのが少年剣士の練習だそうです。
毎回、廊下や外で素振りをして武道館の器物を壊す団体があるとのこと。
私も出場したことがあるから分かるんですが、どうしても素振りとか面をつけて稽古がしたくなるんですよね。
少しでも体を動かして試合に臨みたいその気持ち、痛い程よくわかります。
ただ素振りをするにしても稽古をするにしてもなるべく広く危なくない所でやってもらえるといいのですが、全国からこの大会に剣士・保護者、観客合わせて1万人以上が見えますので、駐車場も車で満車。
人、人、人の大混雑です。
正直、少年剣士や親御さんの気持ちを考えると見過ごしたいのですが車が頻繁に通る場所や狭い場所ではやはり危険です。
実は一度だけ怒った事があるのですが、これは今でも嫌な思い出です。
ある団体が駐車場の入り口で稽古をしていました。
他の団体もおらず稽古をするには持ってこいの場所です。
しかし、駐車場の入り口ですから車の出入りが激しく、とくに業者関係のトラックなどが通るので本当に危険です。
声も出し、面をつけているので周囲の状態がよくわからないし、親御さん達も夢中になってしまって。
車がクラクションならしてようやく気付くとうい感じです。
それで武道館側から気をつけて欲しいとの注意がきて私が注意をしていました。
一度目は「申し訳ないけど危険ですので、他の場所でお願いします」と。
それでも私が別の場所に行くと、また稽古しているので
「保護者の方からも注意をしてもらえますか?お願いします」と。
私がまた別の場所に行こうとすると保護者の方が車からこっちを覗いているんですね。(- -;
保護者の方に数回繰り返したあげく、仕方がないので少年剣士達を怒りました。
ようやくそこから移動して他の場所に行きました。
これから試合に臨む少年たちも叱られて面白くないでしょう。
彼らは試合のために無心に必死にやっているのですから、何故怒られるのかと疑問に思ったかも知れません。
その辺のことをきちんと管理するのが監督であり保護者だと思うのですが・・・。
私も少年剣士達を叱りつけることはせずに済んだのに{%orz_a%}
何もやるなとは言いません。
怪我したら危ないということを言いたいだけなんです。
怪我をしたらせっかくここまで勝ち残ってきた意味がなくなってしまうのではないでしょうか。
少年剣士達を見て、彼・彼女達はただひたすらに純粋に試合に臨んでいるのに、大人が姑息な手段を身を持って教えるのはいかがなものかなぁと。
剣道で勝つのはものすごく大切ですけど、それだけではないと思うのですが・・・。
湿っぽい話になりましたが、今年はどこが優勝したんでしょうかね。
結果はこちら→(財)全日本剣道道場連盟WEB SITE

全日本少年剣道錬成大会

写真は昨年の試合です。
オススメ

武士道
岩波書店
新渡戸 稲造(著)矢内原 忠雄(翻訳)
発売日:1938-10
おすすめ度:4.5
おすすめ度3 最早日本語訳では意味が解らない本
おすすめ度5 外国人の如く「武士道」を読まざるを得ない我々の古典
おすすめ度5 100年の時を経て
おすすめ度4 読者しだい
おすすめ度4 アウトローの規範にもなる

コメントを残す