忘れ去っていた事

今朝・・・と言っても数十分前のことですが。
今日は午後に人と会う約束があるため事務所にいつもよりも2時間ほど早く来ました。
初夏の朝、軽く汗をかきながら練馬にある事務所に向っておりますと、環七(環状七号線)のガード下でゴミ収集車が立ち往生。
下を見るとハトがタイヤの下をうろついているのです。
見て見ぬ振りも何かと思い、はたと自転車から降りてハトを追い払います。
ところが何でかハトは一向に出て来ない。
むしろタイヤの側に座ってます。
さすがにおじさんもしびれを切らして、車から降りて追います。
私と二人でなんとか追い立てるものの動きません。
よくよく見ると怪我をしています。
首の辺りから血が出ています。
おじさん曰く、突然落ちて来たそうでおそらくカラスにつっつかれたのではなかろうかと。
ハトが両後輪の真ん中に移動したのを見計らって少しずつ少しずつ車を動かしました。
環七の下ですし、朝の忙しい時間、人や車の往来も激しい。
車などは少々詰まり気味。
やっとのことで収集車を動かす事ができ、ハトがはっきりみえました。
生傷が痛々しい・・・。
流石にこのままではまたカラスか何かにやられてしまうでしょうし、おびえている様子だったので近所の人にビニールと餌になる何かをもらってこようと考えました。
幸いにもすぐ側に幼馴染みの家があり、そこに電話をして持っていてもらう様に頼んでハトが隠れていたところ見ると。
頭が無い・・・・。
電話のためちょっと目を離した隙でした。
{%orz_a%}
本当に早かった。
さすがに凹みます。目を離さなければと後悔の念が襲います。
すでに幼馴染みのお母さんは、ビニールと餌を持ってこっちに向って来てくれたのですが、
死んでしまったことを伝えると、「そう」と悲痛な顔をして、なら新聞紙と死骸を入れる
ビニールを持って来ると言ってまた戻りました。
私もそこから離れて取りに伺い、また戻ると。
体も無い・・・・。
{%orz_a%}
周りを見回してみると、あちこちに羽は落ちてます。
と、環七陸橋横についている歩道橋を見ると、カラスがハトを引っぱりまわしていました。
さすがにカラスを追い払ってまでハトを取る気はありません。
カラスにとってはせっかく取った獲物ですし。
久々に自然の掟を見た気がしました。
この間、たったの5分です。
ハトは可哀相なんですが、カラスも餌がなければ可哀相。
彼らには良いも悪いもなくただありのままに生きているに過ぎない。
自然は無常。
自分だっていつ果てるのか、わかったもんじゃ~ありません。
今日も一日過ごせることに感謝です(ー人ー)

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