ベーグル

ベーグル
最初に聞いたときはビーグルと聞き間違え、犬の種類かと思いましたが食べ物です。
美味しいです。
ベーグルは1683年にウィーンに在住のユダヤ人のパン屋さんが作ったという中央ヨーロッパ起源説が有力な説だそうです。
1683年ですから日本は江戸時代。
5代将軍綱吉公の世、大奥~華の乱~のころですな。
そんな時代にこんな美味しいものを作っていたと思いまして、
1683年、ウィーンはどんな状況だったかを調べて見ました。
そしたら、
”1683年:オスマン帝国(今のトルコ)による第二次ウィーン包囲”と・・・。
なんと戦争中だったんですね。しかも包囲までされちゃってる。
そんな中によくパンなんか作っていられたなと思ってよくよく調べてみると
(第二次ウィーン包囲についてはこちら→クリック)↓な内容でした。
オーストリアの首都で神聖ローマ帝国の居城だったウィーンは
オスマン帝国に包囲されてしまったんですね。
オーストリア軍はがんばっていたんですが、ウィーンは陥落寸前。
そんなときにポーランドからの援護を得て持ちこたえ危機を脱します。
この援護に対しての感謝としてポーランドの国王にユダヤ人のパン屋さんが馬の鐙(あぶみ)に似せて作った物だそうです。
ちなみにこのベーグルという名前はドイツ語の Bügel (鐙)からきているとも。
ベーグル一つを見てもいろいろ歴史が重なっていることに感心です。
ちなみにこの戦いではもう一つのパンの伝承が。
あの美味しいクロワッサンもこの1683年の戦いでオスマン帝国軍を追い払ったことで
勝利の象徴としてトルコの国旗の三日月になぞらえたパンだという伝承もあります。
けど、このクロワッサンの話はどうも事実に反しているらしく、20世紀初頭になるまで
クロワッサンの調理法は出てないそうです。
20世紀になって突然、クロワッサンなるものが出てくる訳です。
ではどのような経緯でこんな話が出てくるのか。それも不思議ですね。
で、そのベーグルを食べたときの写真。

ベーグル

ベーグルサンド、ちょ~うまかったです。
中身はレタスとベーコンとチーズとスクランブルエッグです。
記憶が正しければ間違いありません。
右のスープは牡蠣の入ったクリームシチューです。こちらも美味しかった。
このベーグル、東京メトロ東西線高田馬場駅構内にある
BAGEL&BAGELで購入しました。
ベーグルはこちらから

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