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諸田玲子

後朝(きぬぎね)  通用門から表に出るや、たかは鳩尾に手をあてた。ひとつ、切ない息をつく。  ほんに、うち、どないしたんやろー。  こんなはずではなかった。  相手は六つも歳下の、清廉実直な公子さまである。色恋には奥手の […]

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レベル7

 宮部みゆきの「レベル7」を一気に読まされた。同著者の火車、理由も読んだ。社会の事件を基に人物を生き生きと書き抜く。併せて、その社会事件の問題点を描き出す。筋が、推理小説として展開して行く。  最後の部分の会話  ~悦子 […]

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 丸谷才一「女ざかり」を読んだ。家内が良い本だと聞いてきたので、アマゾンで購入。 代金「1円」送料350円で買った。  今から15年前の本である。某新聞社の女性論説委員の話である。論説と政治圧力の問題と併せて彼女の私生活 […]

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