武道は近代文化
日経新聞に井上俊大阪大名誉教授が「武道は近代文化」と書いている。
明治維新で柔術、剣術、弓術等が文明社会には無用なものとして衰微した。これを新しい時代とその社会に適応を主導したのが、講道館柔道創設者嘉納治五郎。①試合のルールと審判規定の確立②動機と意欲を高めるために段級制の導入③人格形成などの教育的価値の強調④海外への紹介普及を通じた国際化を図り、近代化を行った。一方で嘉納は、武道が武術や武芸の伝統を踏まえていることを強調した。それが社会に受け入れられ今日まで来たと言う。学校教育で伝統性を含んでいる武道教えることは意味があるが、武道が近代文化だということも教えてほしいと語る。
剣道をたしな者として、気になった記事で有った。