鈴木大拙
文藝秋春を整理。鈴木大拙の秘書岡村美穂子氏が、「的中した予言50」の大拙を書いている。
第二次世界大戦終了後、スーツケース二個で、西洋と東洋文化のの相互理解と戦争回避を願い、先生は渡米した。その時のお歳は、79歳。
そこで、先生が一神教信者の問いに「仏教では『一』を立てることをしない。『一』という数字はやはり相対的次元で、絶対的ではない。仏教では『不二』という本元をしめす。」と話されたことを思い出すと書く
大拙先生は、人間は自分自身が「本来の不二」を確認することが肝心と常に教えたと。
79歳になつても、世界を考える先生。人間の大きさが違う。ちまちましている自分を見る。