日本一厳しい刑務所

TVで放送したものでしょうか。見入ってしまいました。

塀も無い。
鉄格子も無い。
鍵も無い。
想像する”刑務所”とはかけ離れた、閉鎖されてない刑務所。
だけど、厳しい。
立ち直るのは、他者からではなく、自分の力。
再犯率が低いと報道されていました。
周囲の方々の理解が無いとできない仕組みですが、「刑」ということを考えさせられた映像でした。
刑務所と言えば、日本で本格的な刑務所が作られたのは、江戸時代(11代将軍徳川家斉)に鬼平で有名な長谷川平蔵宣以が松平定信に提案し、人足寄場が設置されたと記憶にあります。
池波正太郎の小説、「鬼平犯科帳」では、厳しくも人情あふれる鬼平が無宿者や軽犯罪者を更正させるために作ったと書かれています。
人情で作ったかどうかは分かりませんが、出所し再度犯罪を犯すのを防ぐ手だてを考えたというのは事実かも知れません。
当時としては画期的な仕組みを作り上げた点では、鬼平というよりも行政として功績を残していることに凄さを感じます。
仏陀の言葉に、自灯明、法灯明。
怠らず勤めよとありますが、自分を頼りに、自分を律し、そしてそれを続ける。
何よりも、自分に克つのが一番難しいのですけどね・・・。
【参考】
池波正太郎氏の鬼平とは、違い、行政官として行きた長谷川平蔵を知ることができます。
社会復帰をさせるために、更正施設を作った人としての一面を知ることができます。

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