奈良・天川村 MMST report 0022
「天河伝説殺人事件」(内田康夫著)の舞台になった村です。
M.M.S.Tが活動拠点を奈良県・天川村に移すことになり、そのお手伝いとして行ってきました。
車で。
7日の夜に荷物積み込み。
8日早朝に東京を出発。
百瀬氏他一名と今回は特別にMotokeyさんも手伝いで参加してくれました。
当初の予定では、早朝に東京を出てお昼前に天川村に着く予定だったのですが・・・・。
途中で道を間違え、買い出しや大阪から手伝いに参加してくれたT君を和歌山県の橋本駅で拾ったりしているうちに
ついたのは夕方。なんだかんだで12時間。
もう日が落ちる直前。
暗くなる前にライフラインの確保をしなくてはならず大慌てで準備。
水道ではなく、湧き水を利用する場所ですので、栓を開けば水がでるわけじゃないんです。
水の出口を辿って山肌を上り、木を切り、ドリルで穴を開け水源確保。
その後すぐに掃除を開始。
ホコリとクモの巣、虫の死骸が多く、箒と掃除機でキレイにし雑巾で床と壁、窓を拭きます。
そんなことをしているうちに外はすっかり真っ暗。
本当に真っ暗です。
けど、空を見上げると・・・・。
そこは満天の星空。
あんなにはっきりした天の川を観たのは小学校以来でした。
外にでると。満天の☆、☆、☆。
天川で天の川を見る。
ほとんど灯りのない村では、星がそれこそ手が届く様に見えます。
東京ではあり得ない光景でした。
普段、晴れていれば東京でも星が見えますが、見えたとしても等級の明るい星程度で星をそんなに意識することがありません。
ところがここでは天の川が見えて、沢山の星が見えて、この地球が宇宙の一つに過ぎないんだと改めて実感。
普段は自分中心、国中心、地球中心で物事考えちゃいますが、地球は広い広い宇宙の一つの銀河系の中のはじっこにある太陽系の小さい惑星なんですよね。
ああ、自分は小ちゃいなぁと思いつつ、ずっと宇宙を眺めてました。
そんなことをしている間に、夕飯の鍋が出来上がり。
水がきれいなこともあり、鍋がめちゃくちゃ美味い!!!
ビールも最高。
4人で話しながら食事をしている間に、大阪・日本橋にある劇場のIプロデューサと以前、M.M.S.Tの公演で出演してくれたBkちゃんが遊びに来てくれました。
大阪から3時間かかったそうです。
その後、夜中まで皆で語りました。
朝、7時頃に起き、昨日の続きの掃除をし、私は小屋の間取りを細かく測り、簡単な図面にしました。そんなこんなをやっているうちにもうお昼。
急ぎ、帰り支度をして一路東京へ。
帰路は来た道とは違うルートで山を降りました。
途中、天の川温泉に行き、よごれを落とし、日本三大弁財天と言われる天河大弁財天社に御参りをしました。素晴らしい神社でした。
神様がいる社の前に能舞台がありまして、ここで能やアーティストによるコンサートが開かれるそうです。
天川村を後にし下市口から橿原、天理と抜け、そこから名阪国道に入り東名へ。
休憩もなるべく少なくして走ったのですがそれでも着いたのは23時近く。
渋谷の街中を歩いていると人の多さに体がびっくりです。
私たちは、普段、本来もっている人間の能力をどこかで使用し、どこかで閉鎖しているのでしょう。
山の中では、危険が多いので普段と違った感覚をフルに使わざるを得ません。
ところが東京に戻ると、人の多さ、情報の多さ、山の中では使わないまた別の能力を使う事になります。
どちらが良いか悪いかではなく、人はときたまにまったく違う空間に行き、自分の隠れた感覚を呼び起こす必要があるのではないかと思いました。
冬になる前にもう一度行きたいですな。
天川村に。
オススメ
宇宙に関連して
地球の大気圏外に浮かんでいる、ハッブル宇宙望遠鏡。
宇宙の膨張を発見した天文学者エドウィン・ハッブルにちなんでその名前がつけられました。
打上げ当初は、いろいろ問題があって大変でしたが、その後修理をして宇宙の様々な情報を送って来てくれています。
2013年まで利用される予定で、それ以降は新しい宇宙望遠鏡が浮かぶ予定だそうです。