春秋

 日経新聞の朝刊「春秋」に羽生善治王座が、18連覇に挑戦する事を書いている。将棋の勝負は、「毛一筋の心の弛みによって、勝ちも負けもする」厳しい戦いであると言う。一盤の戦いで、棋士は数キロ痩せる。

  大山康晴名人は、「本当の強さとは頂点が長く続けられること」と言い、羽生名人自身も「大切なのは実力を持続すること」と語る。

 心を弛ませず、現状を維持する事。緊張と努力。何事にも必要なこと。羽生名人のような方が居るから、自分の不甲斐なさを知り、少しでも努力しようとするのかも知れない。凡人の悲しさであるり、厳しさから逃げる自分である。