「素直に動く」

Dynamic

毎回絵を描き始める前に神棚とご仏前で手を合わしていますと、前にも描いたかと思いますが。この絵は、そんな祈りの最中にバンっと浮かびました。最初、左右に配された光の粒の集まりが、まぶたに眩しく光って。肉眼で太陽を見てしまった後、目をつぶるとまぶたに光の跡が浮かぶってこと、誰しも経験したことあるかと思うけど、まさにそんな感じだったな。ちょっと目が痛いぐらいの光のパワーだった。

そのうち、その奥で流動体が左から右へゆらりゆらりとしながらも、どこか力強くしかと流れる様が見えた。その動きの中で、ゆらぎとゆらぎがぶつかる時、この眩い光がきらんきらんと生まれてくると言う光景。


なんだかね、「さぁ、前へ進もう」って言うエネルギーが自然と自分の内側から湧き出た気がして。動いてないと生まれる光も生まれないんだって。それが地球だって。なんか妙にストンと心に落ちたな。

なんでだかわからないけど、10代の頃から水彩画が好きだったことを突然思い出した2年前。何になるかも何をするのかもわからなかったけど、「したいんだから、とりあえずしよう」と絵を描き出した。まさか、どこか(誰か)からイメージと言葉が降りてきて、仕上がりなんて自分自身もわからないまま描くスタイルで描いているなんて、全く思ってもみなかった。

でも、一つだけ言えるのは、あの時、よくわからなくても、一見意味がないことみたいに思うことでも、「水彩描きたい」と言う衝動を気のせいにしないで、兎にも角にもやってなかったら、今の私はいなかっただろなって思う。


「自分の気持ちや感覚をまずは認めて受け止めて、素直に従う。」

これに尽きるなって思う。自分自身との対話は、ちょっと気が緩むとついついまた他人や社会の眼鏡かけちゃう。常にフラットで常に自分自身でいることの難しさったらない。だけど、自分の中で、自分自身ときちんと対話できるようになったのは、水彩画のおかげ。それだけでも、私には意味があったなって思うんです。

動いてなかったら生まれなかった光。

みんなはどう感じたかな。
少しでも小さくても、光が生まれますように。

いつも読んでくれてありがと!
またね!

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